この度12年間お世話になった美容室(有限会社ビラデルソル)を退社することになりました。
今後は自分自身の人生としっかり向き合い、独立開業を目指します。
思い返せばあっという間の12年でした。
20才で就職し、気づけば32才を迎えようとしています。
母の実家が美容室だったということもあり、いつかは自分の美容室を持ちたいという夢を強く持ちこれまで精進して参りました。
入社したときは将来のことなんて漠然としていて、考えても考えきれなかった事を覚えています。だから「毎日楽しければそれでいい」
という思いで、技術の練習したり、遊びに行ったり、旅をしたり、かっこつけて毎日を充実させることに必死だったような気もします。一言でいえば、行き当たりばったりの生活で、思い返すと反省することだらけだなと…。
そんなある日、祖母が交通事故で亡くなりました。突然の出来事で頭が真っ白になって泣いたことを覚えています。二世帯で住んでいたということもあり、とても身近な存在だった祖母の死は、僕にとって生きることを深く考えるきかっけになる出来事でした。
落ち着かない生活は続き、23才で彼女(妻)の妊娠が発覚し結婚をしました。
当時の僕はまだアシスタントということもあり、月収は手取りで13万程度、家族や周りの方々に支えられて、なんとか父親としての新しい生活をスタートすることができました。
この頃は、とにかく毎日働いて稼ぐこと以外は考えておらず、家族のために美容師として一生懸命働きました。
この頃から価値観や人生観が少しずつ変わっていったと思います。
子供の成長を通して色々なことを経験し、僕自身も人として成長できることが、なにより家族に対して感謝していることです。
その後はスタイリストに昇格し、美容師としてサロンワークを中心に、コンテストや講習に参加して技術やデザイン表現していきました。
美容師として大きな功績を残せた訳ではありませんが、サロンでは主任、店長に就任し、会社の幹部としてスタッフ育成や運営にも携わらせていただきました。
その中で、マネジメントを学んだことをきっかけに、マーケティングなどのビジネスの仕組み興味を持つようになりました。そのようなセミナーに参加したり、勉強したり、図書館へ行って様々な本を読むようになったのもこの頃からです。
そして、これから僕は未来を創ります。
これまで12年間は美容師として生きてきました。
仕事を通して様々な社会経験をさせていただき、美容師の素晴らしさを身をもって体感することができました。
これからはもう少し視野を広げて、色々なチャレンジをしていきます。
まだ見たことない景色を見たい、食べたことのないものを食べたい、出会ったことのない人にも出会いたい、経験したことのないことを経験したい、やったことがないことをやりたい、、
好奇心と夢だけは無限大です。
たった一度の人生、しっかりと使い切ります。
そんな思いを胸に、これから独立に向けての準備をしていく所存です。
ではまた
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